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地域支援センター長 赤星 惠子

地域支援センター長
赤星 惠子

東京小児療育病院 長期入所事業(医療型障害児入所、療養介護)

当院の入所ベッドは176床でそのうち治療ベッドが4床、短期入所ベッドが28床となり、残りの144床が長期入所(医療型障害児入所、療養介護)用ベッドとなっています。 当院では主に大島分類1~4(IQが35以下でかつ座位までの方)である重症心身障害児者を受け入れ、その中でも特に気管切開、人工呼吸器、経管栄養などの濃厚な医療ケアが必要な重症度の高い超重症児者42人(29%)、また準超重症62人(43%)を占め、これは全国あるいは東京都の重症児施設と比較しても非常に高い数字となっています。入所された時点では小児でも、その後長く当院で過ごし年を重ね、中には50年以上入所され70歳を超えた方もいらっしゃいます。

病棟は、1階に東1病棟(44床)と西1病棟(48床)、2階に東2病棟(42床)と西2病棟(42床)と4つの病棟に分かれています。 すずらん病棟(東1病棟)は、長期契約入所以外は短期入所(在宅支援)19床と治療病床が4床 となっています。年齢5歳から48歳(平均年齢19歳)で就学前のお子さんや隣の村山特別支援学校に通っている学童児たちが生活しています。子どもたちは学校に通ったり、将来の自立に向けて様々な社会経験を学びながら明るく楽しく毎日を過ごしています。天気が良い日は庭に出て日光浴やシャボン玉で遊んだりします。

こすもす病棟(西1病棟)は、短期入所(在宅支援)が3床のほかは長期契約入所の方のベッドとなっています。年齢10歳から71歳(平均年齢47歳)で、ほかの病棟に比べるとお話ができたり、座位がとれたり、比較的精神身体機能が良好な方もいらっしゃり、医療ケアを必要とする方と日常生活のケアが主になる方が一緒に生活されています。ここでは部屋ごとのグループ活動や行事・活動・外出等など様々なプログラムを展開し、園芸や物作りの作業、スヌーズレンなどの活動のほか、個別活動も行われています。活動の一部をご紹介しますと、余暇時間に足浴をしたりハンモックで揺れを楽しんだり、仮装大会を行い希望の衣装に着替えたり、絵を描いたり、ボウリング大会なども行っています。医療ケアを必要としている方も活動に参加し、笑顔あふれる楽しい毎日をおくっています。

ひまわり病棟(東2病棟)とすみれ病棟(西2病棟)は、それぞれ42床ずつで短期入所がそれぞれ2床ずつの他は、長期契約入所で医療ケアが多い重度の方で、年齢は、それぞれ11歳から62歳(平均年齢37歳)と8歳から72歳(平均年齢33歳)です。職員と一緒に楽器演奏やサウンドビーズで心地よい振動を楽しんだり、気候の良い時は公園への散歩、ベランダでの外気浴、シャボン玉遊びをしたり、七夕製作なども行います。誕生会では素敵な着物姿でお祝いしたりします。

それぞれの病棟では、医師や看護師による治療・医療ケア、生活介助員や保育士による食事・排せつ・入浴等の介護、レクリエーション活動等の社会参加活動支援、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・心理士などによる身体能力、日常生活能力の維持・向上のためのリハビリテーションなどが行われています。行事は、各病棟で特性に合わせて趣向を凝らし、季節ごとに新年会では、雅楽を聞いたり、夏には夏祭り・縁日遊び、秋にはみどりまつりやハロウィンを楽しんでいます。最近は新型コロナ感染症の影響もあり、病棟内活動に制限されがちですが、グループ活動では、3・4人のグループでショッピングモール、国営昭和記念公園、ボウリングなど希望の場所に出かけます。

皆それぞれ言葉が話せない、自分で動けない、視力、聴力が悪いなど弱い部分を持っていますが、一人一人が生かせる能力を周囲の職員さんが見つけて、アロマセラピーや入浴剤、散歩による森林浴などの嗅覚に訴えたり、冷たい、温かい、柔らかいなどの触覚に訴えたりして残されている機能を十分に生かして生活を楽しまれています。 また、個々の治療やケアを評価するために、定期的に担当のスタッフチーム(医師・看護士・生活介助員・リハビリスタッフ・栄養士など)による個別のケースカンファレンスが開かれ、治療方針の確認、食事の形態や摂取方法、車いすや座位保持装置・装具・マットやポジショニングの評価、生活の質をさらに向上できないかなどの検討を行っています。

東京小児療育病院地域支援センター(通所、地域支援室)

東京小児療育病院地域支援センターは、通所科、地域支援室から構成されています。入所事業から在宅支援事業へと支援の在り方が拡大していく中で、当院は全国に先駆けて重症児者通所事業を立ち上げ、加えて短期入所事業や、訪問看護事業(現在休止中)など、生涯にわたる切れ目のない在宅支援システムを確立してきました。自らが生まれ育った場所で、大好きな家族とともに安心して暮らしていく。その当たり前の生活を保障し、支えるために、中心的役割を果たしてきたのが地域支援センターといえます。

鶴風会設立後25年目の1987年、全国に先駆けて独自事業として重症心身障害者通所が立ち上げられました。この取り組みは東京都の評価を受け、翌1988年の委託化へとつながり、後にこの流れは全国へと拡がっていき、2017年には30周年を迎えています。
現在、幼少部(児童発達支援・未就学児)8名、青年部(生活介護・高等部卒業生)35名合わせて43名が登録されており、全国で有数の重症度でありながら、常に80%以上の出席率を続けています。日々の活動はもちろん、お出かけや季節ごとのイベント、大相撲力士との交流など、さまざまな楽しい企画を工夫し、日中活動の充実につとめています。

地域支援室は医療・療育相談、計画相談支援事業、短期入所事業のコーディネート、東京都からの委託事業である地域療育等支援事業のコーディネートなどが主な業務となります。5名のソーシャルワーカーが業務を担い、障害児者と家族の在宅生活をサポートしています。
中でも短期入所事業は介護者のレスパイトや同胞に関する用事、冠婚葬祭など、さまざまなニーズに対応することが可能です。年間の利用延べ日数は10000日を超え、全国2番目の規模、超重症・準超重症児者の利用に限ると全国1位の数となります。超重症・準超重症児者の割合は65%にも及び、全国平均の約40%を大きく上回っている現状です。
地域療育等支援事業は、当院の療育スタッフが地域の保育園や幼稚園、小中学校、ご家庭等に直接出向き、現場の様子をつぶさに観察しながら、支援者に対し適切なアドバイスを行う大切な事業です。東京都からの委託を受け、年間200件前後をコーディネートしています。特にこの10年ほど、発達障害特性を有する児童生徒の増加が社会問題になっており、どこの医療機関でも半年以上の新患待ちという状態です。支援者支援を徹底することでこの流れを変えることが出来ればという期待を持ちつつ、今後も事業を継続していきたいと思います。

当院の求人について

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